成都常駐01

北京五輪もそろそろ佳境に差し掛かっている。連日テレビにネットに検索が大忙しだけど、北京の熱狂に後ろ髪を引かれながらも、先週から成都へ常駐監理に出向している(最初の5日間は浙江省の温州という街だったけど)。内装物件なので2週間半くらいのわずかな期間だが、敬愛する諸葛亮孔明が眠る街に、そして何よりもパンダの聖地に物件を手がけることができて、素直にうれしい。

とはいっても、もちろん観光ではない。現場では連日のように細かい問題が発生し、ちゃんと工程どおり完成するのかやきもきさせられっぱなしで、心の底から楽しめているわけではない。責任というプレッシャーが、真綿で首をぐいぐいと締め付けるように食い込んでくるので、むしろ精神的にしんどい面が多い。この現場でいちばんの山場が来週頭に訪れる予定なので、それを考えると今からものすごく頭が痛い。四川料理は辛すぎで、食べ終わると必ずお腹が痛くなるし…(おいしいからや懲りずに食べ続けているけど)。ただ、心身ともにふらふらだけど、この物件が完成すれば必ずいいものができるという確信があるので、あんまりそうは見えないと言われるけれども、気力だけはたいへん充実している。(内輪話だけど、北京でサポートしていてくれるJ先生には本当に感謝しています。無事に北京に戻れた暁には、かわいパンダのぬいぐるみをおみやげに持って帰ります。)

現場の話はさておき、ブログの話題を成都に移そう。成都についての詳細はウィキペディアの方が詳しいのでそちらを参照にしてほしいけど、数日間の滞在の中で、贔屓目を差し引いてもこの街は北京並みに興味深い街だなと感じた。整理できていないので雑記に近くなるけど、とりあえずアンテナに引っかかったものを列挙しておこうと思う。